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9月10日(木)6時間目に、6年生が「留学生による国際理解学習支援プログラム」を行いました。これは、岡山県国際交流協会と学校が協力して授業を計画し、留学生と子どもたちが交流するものです。

佐伯小学校では毎年1回、6年生で行われており、今年で4年目になります。昨年度までは、直接、来校していただいていた学習ですが、今年は、初めてオンラインでつながる授業となりました。

Zoom(ズーム)という機能を使って、リアルタイムに、国際交流協会と3名の留学生の方と、小学校のパソコンルームに集まった6年生がつながるのです。画面越しではありますが、対話しながら学習が進められました。

韓国・ネパール・USAの3つの国のことについてそれぞれ説明を受けたり、クイズ形式でやりとりをしたりしました。子どもたちは、地図帳を片手に興味津々でクイズに答えたり、気になったことをどんどん質問したりしました。また、留学生の方が話す英語を一生懸命聞き取ったり、英語や韓国語、ヒンドゥー語(ネパール)での挨拶を言ってみたりする場面もありました。

世界は広く、色々な人が住んでいます。文化も環境も考え方も・・・違うこともあれば似ているところもある。今回の交流学習中に、何度も、「へえ!知らなかった。」「おもしれえなあ。」「ぼくらあと一緒じゃなあ。」とつぶやき、たくさんの気づきがありました。

一人の留学生の方が、「私は、子どものころ、自分と違う国の人と出会って結婚するとか、日本に来ることになるなんて、想像もしていませんでした。けれど、今こんな風に岡山で暮らしているなんて、自分でもびっくりします。言葉は通じなくても大丈夫!みなさんも、これからいろいろな人と出会って、世界を広げてください。楽しいですよ。」と言われたことが、とても印象的でした。

授業が終わって「楽しかった~。」という子どもたちの声があちこちで聞かれました。今日の授業、出会いが、子どもたちの世界を広げるきっかけになれば嬉しいです。

 

 

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9月1日(火)~3日(木)までの3日間、佐伯中学校2年生2名がチャレンジワーク(職場体験)にやってきてくれました。3日間は、「中学生」ではなく「○○先生」です。毎日、日替わりで各学年のクラスに入って、学習支援をしたり、休み時間には一緒に遊んだり・・・学校の環境整備作業もしてもらいました。

初日は互いに、緊張や遠慮もあったようですが、次第に打ち解けていきました。最終日には、6年生教室で「小学校と中学校の違い」や「佐伯中学校の魅力」について授業をしていただきました。時間割やテスト・宿題についてや委員会や部活動、学校行事などの話を聞いて、6年生は積極的に質問していました。

放課後には、一日過ごした学年の担任の先生とその日の活動を振り返り、話し合う時間を設けました。中学生にとっては、学校を「働く場所」として、先生を「職業」として、見て学ぶ機会になったと思いますし、小学校の児童にとっては、「親しみやすい先生、優しいお姉さん中学生」として接する良い機会になりました。

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9月3日(木)3年生が、総合的な学習で 佐伯りんご園へ行きました。お天気が心配されていましたが、雨は降らず、りんご園がある山の上は風が吹いており、暑さもいくらか和らいだ中で活動ができました。

町役場 産業振興課の方にリンゴ栽培についていろいろと教えていただき、数本の木に特別にシールを貼らせてもらいました。子ども達がマジックで描いたシールをリンゴに貼ると、描いたところ以外が色づくので、模様がついたリンゴの実を収穫することができるのです。

今年はまだ実が小さく、その上、これからの台風が心配されているとのことでした。子どもたちは、「どのリンゴにしようかなあ。」「うまく模様がつきますように。」「台風の風に負けずに落ちませんように。」と、慎重にリンゴを選んで作業をしました。

町の特産物であるリンゴ栽培について学ぶことを通して、栽培にかかわる人の仕事や町の人とのつながりに気付いたり、ふるさとの良さを感じたりしてほしいと思います。約一か月後の収穫が楽しみです!

 

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9月2日(水)の朝の時間に、読み聞かせボランティア「yommy(ヨミー)」の皆さんが、久しぶりに来てくださいました。今年度は、9月からということで、コロナ感染防止対策をおこなった上での読み聞かせ活動です。

マスクやフェイスシールドを着けて、児童とも少し離れた場所から読み聞かせをすることは、今までと違った難しさがあるようでした。しかし、読み手の方々は、選ぶ本や手遊び等、さまざまな準備や工夫をしてくださっていました。また、聴く児童も、今まで以上に一生懸命、絵本や紙芝居、読んでくださる声や表情に向き合って、心を寄せて聴いていました。どの学年の教室も読み聞かせが始まると、しん・・・と静まり返り、心地よい本の世界に入りこんでいる様子が伝わってきました。

毎月、児童がとても楽しみにしている読み聞かせです。yommyさんとの出会い、本との出会いに感謝し、これからも続けていきたいと思います。

 

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9月1日(火)5年生が、牛窓の前島に海事研修に行ってきました。例年、6月に2泊3日で行っている研修ですが、今年度は新型コロナウイルス感染症拡大の不安もあり、検討した結果、9月に日帰り研修を行うことに変更していました。

当日は、とても良いお天気に恵まれ、海沿いは爽やかな風が吹き、一日海を満喫!充実した研修となりました。

まずは、「いかだで大冒険」です。海の向こうの浜まで、同じいかだに乗る仲間と一緒に力と心を合わせて海に漕ぎ出しました。浜につくと、おいしいカレーが待っていました。

日帰りにはなりましたが、時期を変えたことで良いこともありました。6月の研修では、まだ海は冷たく、入ることはできません。けれど、今回は、思いきり海に入って水を掛け合ったり、ぷかぷか浮いたり・・・全身で海を感じ、楽しむことができました。珍しい生き物「ウミウシ」を発見するという、素敵な出会いもありました。

午後からは、「塩つくり」を行いました。この活動も、例年は行っていない活動でしたが、今年度は取り組むことにしました。昔の塩つくり(塩田の仕組み)を学び、自分たちで海水から塩を取り出す体験をしました。

はじめは、「こんなやり方でできるのかな?どれくらいの塩が取れるんだろう?」と、半信半疑な子どもたちでしたが、ぐつぐつと沸騰する鍋の中に、綺麗な白い結晶が表れはじめると、やけどをしないように、焦がさないように丁寧にかき混ぜ、たくさんの塩を取り出すことに成功しました。

『2020年9月1日 牛窓』『前島研修の思い出』『俺の塩』など、記念の塩袋に名前をつけて、大切に持ち帰りました。

前島までフェリー乗ったり、海でいかだを漕いだり塩つくりをしたり・・・普段はなかなか経験できない素晴らしい海での体験をすることができました。

子どもたちが、仲間と汗を流しながら懸命にいかだを運び、オールを漕いで海を進んでいく『真剣な顔』、海ではしゃぐ『はじける笑顔』・・・外での活動で、マスクを外し、素直な感情をいっぱいに表現している姿を見ていると、「やはり、学習活動はこうでなくては!」「新型コロナウイルス感染症が早く収束しますように・・・」そう強く願わずにはいられません。