長島愛生園でのフィールドワーク

  先月、長島愛生園の入所者の方を講師に迎え、出前授業を行いましたが、10月10日(火)に6年生は、邑久長島にある長島愛生園を訪れ、現地での人権学習に取り組みました。

 初めに、歴史館の中で学芸員の方からハンセン病やハンセン病問題の歴史、長島愛生園について説明を聴いた後、展示物を見て学んでいきました。その後、島を歩いて入所者の方が島に入るときに着いた収容桟橋、収容所(回春寮)まで行きました。収容所の中に入って消毒液の浴槽等を見ました。次の監房跡では、入れられた理由や園長の懲戒権、重監房などについての説明を聴きました。最後に訪れた納骨堂では献花を行いました。園内に納骨堂が必要な理由を知り、差別の厳しさを強く感じたようでした。

 昼食後、まとめの講義を受けて、一日の学習を終えました。子どもたちは、ハンセン病問題に関心をもち、正しく知ろうとすることが大切であることを感じたり、自分の言動に偏見や差別的なことがないか振り返って考えたりするなど、深い学びの一日となりました。1010nagashima11010nagashima21010nagashima31010nagashima41010nagashima5