和気町立佐伯小学校

1. 地域学校協働本部は，地域住民が保有している知識や経験，得意技能を活用し，地域と学校園が協働することにより，学校園が進める「社会に開かれた教育課程」の実現を図る。
2. 地域学校協働本部は，一丸となり学校園をサポートすることにより，教職員や保護者・家庭が子どもと向き合う時間を増やすとともに，きめ細かな学校園の運営・子育て環境づくりを推進する。
3. 地域学校協働本部は，地域と学校園をつなぐために将来構想（ビジョン）を共有したり，地域住民の活躍する場を設定したりすることにより，佐伯地域の教育力の向上を図る。

　社会が多様化し，子どもたちを取り巻く環境が大きく変化する中で，学校は複雑化・困難化した様々な課題を抱えている。また，家庭や地域の教育力が低下し，学校に過剰な役割が求められている。この現状を踏まえて，これからの教育は，地域，学校，家庭の連携協力のもとで進めていくことが求められている。その中で，平成２７年１２月の中央教育審議会答申で，「新しい時代の教育や地方創生の実現に向けた学校と地域の連携・協働のあり方や今後の推進方策（地域と学校が連携・協働して，地域全体で未来を担う子どもたちの成長を支え，地域を創生する【地域学校協働活動】を推進する）」が示された。それを機会に全国的で『地域学校協働本部』が整備されはじめ，和気町においても，平成２９年度に和気中・本荘小，平成３０年度に和気小に本部が立ち上がった。そして，２０１９年度佐伯中学校区に設置の運びとなった。

地域と学校の共同体制のイメージはこちら

（※）この本部事業は「おかやま子ども応援事業」の一つとして，国県補助事業としても位置づけられている。

1. 地域に開かれた学校園づくりの基盤組織とする。
2. 学校園の経営方針に沿った取組とする。
3. 学校園は，協力を要請するだけではなく，地域活動に対しても可能な限り積極的な関わりを持つように努め，相互にとって有効なものとする。
4. 園児・児童・生徒と保護者，教職員，地域住民が十分な連携を図りながら協働して取り組む。
5. 園児・児童・生徒，保護者，教職員，地域住民にとって，過重負担とならないように配慮する。
6. 現在実施している取組を基盤とした上で，地域学校協働活動推進員（地域コーディネーター）の方を中心にしたボランティアの方々の主体的自主的な取組となるようにする。

1. 地域教育協議会の開催（年２回）
   1. 事業の全体に関わる企画立案（規約・年間計画・予算）と事業評価
   2. ボランティアの組織化（募集及びコーディネート）
   3. 構成員間の情報共有
2. 佐伯中学校区地域学校協働本部組織
   1. 　目指す子供像　

      「やる気・やりぬく・やさしさ」をもった佐伯っ子

   2. 　地域学校協働本部組織図　

      

      （※）地域には，和気町内にある各施設・公共機関・企業・ＮＰＯ団体も含む。
      （例）佐伯庁舎・子育て支援センター・社会福祉協議会・自然保護センター　など
   3. 　支援組織活動内容　
      • 　地域教育協議会（執行部）　
        （活動の計画・運営，ボランティアのコーディネート，予算計画・執行など）
      • 　環境整備支援部　
        （校内および校舎近隣の樹木の剪定，グランドの除草・草刈り，花いっぱい運動，学校菜園の栽培・管理，校内の清掃・修繕など）
      • 　学習支援部　
        （放課後学習支援，生活科体験，総合学習体験，教科のサポート，教科のゲストティーチャー，地域の様々な分野における名人など）
      • 　安全見守り（子育て）支援部　
        （登下校の安全指導，あいさつ運動，放課後の安全指導，放課後児童クラブなど）
      • 　読書活動支援部　
        （読み聞かせ活動など）
   4. 　地域教育協議会（執行部）組織　

      会長兼コーディネーター	今田　晴久
      副会長兼コーディネーター	下山　義徳
      環境整備支援部長	横谷　祐二
      学習支援部長	松島　育子
      安全見守り（子育て）支援部長	小田　昭美
      読書活動支援部長	青盛　迪子
      保護者部代表	園小中ＰＴＡ会長
      会計および事務	教頭・副園長
      オブザーバー	校長・園長
      スーパーバイザー	目賀　浅子（社会教育課）

      (※)会長，副会長はコーディネーターとしての役割も兼ねる。