10月28日(水)に6年生が総合的な学習の時間に、和気神社(郷土芸能伝承館)に出かけました。出迎えてくださったのは、和気町の誇る伝統芸能、和太鼓を演奏するグループ「清麻呂太鼓」の皆さんです。
6年生は社会科で歴史を学ぶ中で、ざまざまな時代の文化・芸能についても学習をしているところです。そこで、和気町を代表する清麻呂太鼓について学ぼうということで、今回の体験企画が実施されました。
佐伯小の子どもたちの中には、「清麻呂太鼓」を見たことがない児童も多くいました。和気神社に郷土伝承館というところがあり、その施設の中に多くの和太鼓が保管されていることも知らず、到着してびっくりしました。6年生のためだけに演奏していただける準備が整っていたのです。
まず、「遷都」と「奏日和」という2曲を披露してくださいました。メンバーの皆さんは普段お仕事をされている地域の方です。ですから、平日の時間、ご都合のついた5名という少ない人数での演奏でしたが、その迫力に圧倒されました。和太鼓だけでなく、鐘や笛といった楽器も加わり、それはそれは心に響く素晴らしい演奏でした。
演奏を聴いた後は、実際に叩いてみる体験もさせていただきました。バチの握り方や「構え」を教えていただき、叩いてみました。叩いてみると、その難しさにまたびっくり!はじめは音がバラバラで、弱々しい音しか出ませんでした。交代しながら何度か叩いていると、少しずつそろってきましたがまだまだ・・・。
ますます清麻呂太鼓の皆さんのすごさを実感することになりました。「まだやりたいなあ~。」というところでしたが、時間となりました。
貴重な体験をさせていただき、和気町のこのすばらしい「清麻呂太鼓」を知り、それを受け継ぐ地域の人たちの熱い想いにも触れることができました。さあ、これから6年生でどんな学習が展開されていくのでしょうか。