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12月7日(月)の始業前に、佐伯中学校生徒会の皆さんが、小学校にやって来てくれました。今年10月に佐伯中学校で行われた「冴希祭」で制作発表された「モザイクアート」を見せに来てくれたのです。

「モザイクアート」の取組は、昨年度から佐伯中学校で行われていますが、このモザイクアートの一部の製作に小学生も参加しているのです。

例年なら、盛大に佐伯中学校文化祭として、保護者のみならず、地域どなたでも佐伯中学校に行くことができるお祭りとなるところですが、今年は残念ながらこのコロナ禍で規模が縮小され、「冴希祭」に地域の皆さんを招待することができなかったということで、「ぜひ、小学生のみんなに見て欲しい!元気と笑顔を届けたい!」とわざわざ来てくれました。

朝の放送を聞いて、みんな廊下・ベランダから見ました。大きく広げられた時には、「おお~、すごい~」と歓声が上がりました。中学生の取組を知ると、お兄さん・お姉さんにより親しみがわきます。これからも大切にしたい連携です。

 

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小学校でも「プログラミング教育」が始まっています。子どもたちがプログラミングの体験を通して、試行錯誤しながら『プログラミング的思考』を身につけるというものです。

プログラミング的思考とは「ある目的を達成するために、順序立てて論理的に考え、結果を出していく力」のことです。

今回、12月1日~7日まで、県総合教育センターからプログラミング教材の「レゴ We do」というものを貸していただき、授業を行ったり教材に触れたりする体験を行いました。

12月2日の1時間目には、4・5年生で授業が行われました。レゴで作ったロボットを、自分たちが動かしたいようにするには、どのような命令を組み合わせるのが良いかを、グループで相談しながら考えていきます。命令の組み合わせを間違えると、うまく動いてくれません。失敗しても、再度考え、命令の順番を変えて挑戦します。友達の考えを取り入れて、どんどん改良し、楽しい動きが加わっていきます。

「3秒動いて、障害物を感知したら止まって、音を出し、バックする。」など、子どもたちは自由な発想で次々と動きを創っていました。

プログラミングは、すでに社会のいろいろなところで活用されています

「失敗してもあきらめない。失敗から学ぶ。試行錯誤し、柔軟に、自由な発想で知恵を絞り、困難を乗り越えていく。」・・・これからの時代を生きる子どもたちに必要な学びです。

 

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12月3日(木)5時間目に、北部出張所より、消防自動車と救急車がやってきました。消防隊員の方による出前授業です。

3・4年生は社会科で「火事からくらしを守る仕組み」を学習しており、例年は、備前市にある「東備消防署」に校外学習に行かせていただいています。しかしながら今年はコロナ禍で、校外学習の受け入れをストップしているとのことで、相談させていただき、学校への「出前授業」に変更して来ていただくことになったのです。

児童は消防写生大会や避難訓練時に車を見ていますが、車の中の仕組みや消防隊員の方の仕事について詳しく聞かせていただくのは初めてです。

「教科書に書いてあったけど、実際にはこうだったんだなあ。」「ホースの長さや太さがわかったなあ。」「隊員の方の早着替え、すげえ。」・・・と、様々な気付きがありました。みんな一生懸命メモをとっていました。教科書に書いていることを実際に見て確かめることができると、記憶に残る学びになります。

最後に、消火器を使う訓練もさせていただきました。消火器を「使うことが無い」ことが一番良いことですが、いざという時のために教えていただき、とても勉強になりました。

 

 

 

 

 

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12月3日(木)に5年生は、自然保護センターでの米作り体験の最終回・・・次へつなぐ「落ち葉かき体験」に出かけました。里山の落ち葉をかいて、集めて「たい肥」にするのです。

昔話に出てくるような大きなかごを背負って山に入りました。そして、みんなで大量の落ち葉を集め、たい肥を作るための箱に入れていきました。今年集めた落ち葉は、2年かけて、たい肥として使うことができるようになるそうです。

つまり今年の5年生が夏の「はせ肥え」で使ったたい肥は、2年前の5年生が準備してくれていたものということです。

「自分たちがこの日集めた落ち葉は、今の3年生のためなんじゃなあ。」という声が聞こえてきました。こうして、「つながり」「循環して」いくのですね。

働いたあとは、ごほうびの「焼き芋」をいただきました。学校で収穫していたサツマイモを「焼き芋」にしてくださったのです。

「めちゃくちゃ甘い~。」「おいしい~!!」子どもたちは大喜びでほおばっていました。一年を通じて天気に恵まれ、自然保護センターでの活動を終えました。自然保護センターの方をはじめ、地域支援の方々に多くのことを教えていただき、大変お世話になりました。ありがとうございました。

 

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11月28日(土)には、令和2年度佐伯小学校学習発表会を、体育館で行いました。今年は、本来なら教室発表の年でしたが、新型コロナウイルス感染防止対策を講じ、教室での密をさけるために、体育館で、発表学年・観覧者ともに入替制で実施しました。

どの学年も授業で調べたことや、学習してできるようになったことを、劇にしたりポスターにしたり、呼びかけにしたりして、工夫を凝らした発表になっており、とても素晴らしかったです。

子どもたちの発表の中に、「自分から進んで」「みんなで協力する」「一緒に頑張る」「心を合わせて」という言葉がたくさん出てきました。5年生は、今日までつながってきたこと、伝統を大切に6年生への決意を宣言しました。6年生は、続いてきた歴史を学ぶ中で、特に差別を自分との関わりで考え、「相手を思いやること」や、「正しいことを知り、差別しない」という、力強い言葉を聞かせてくれました。そして最後に披露したのは、『和気清麻呂太鼓』の方に指導を仰いだ和太鼓演奏です。指導いただいた方も当日、横笛で一緒に参加してくださり、まさに「心を一つにした演奏」に、会場は感動に包まれました。

この発表会を通して、考えたこと、身につけたこと、大切にしたいと思ったことは、これからの生活に活かし、ぜひ実行してほしいと思います。

Withコロナという難しい時代に突入し、厳しい状況が続いています。密を避け、距離を空けなければなりませんが、このような時代だからこそ、心の距離は縮め、人と人とのつながりは大切にしたいと思います。

学校では、これからも、友達と協力し、相手を思いやりながら、「学校だからこそできること」「集団で学ぶ良さや楽しさを感じることができる」「切磋琢磨することで身につけることができる」教育活動を大切に行っていきたいと思います。学習発表会で、生き生きと発表する子どもたちの姿から、あらためてそのように強く思いました。

お忙しい中、ご来校いただき、温かい拍手と応援をいただきましたご家族の皆様、本当にありがとうございました。