PTA人権教育講演会 ~雷門喜助 師匠による人権落語~

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1月21日(火)の参観日にあわせて、PTA人権教育講演会を行いました。昨年度に引き続き、「お笑い赤坂亭」の雷門喜助 師匠をお招きしました。昨年度、あっという間の1時間で、「もう少し聞きたかったなあ。」という声が多かったからです。

今年度も、楽しい小話から始まり、「転失気(てんしき)」という落語を聴かせていただきました。喜助師匠が話されると・・・さすがです!風景が浮かびます!見事なのは、一人で何役も演じ分けられ、目の前にまるで登場人物がいるかのように、物語が展開されていくのです。

「転失気(てんしき)」とい落語には、知ったかぶりの和尚さんと、知ったかぶりをしたままでごまかす近所の大人たちが出てきます。「てんしき」とは何か?大人たちは本当のことを言っているのか?・・・疑い、困った小坊主は、「てんしき」のことを最初に話したお医者さんに思い切って尋ね、正しいことを知ります。真相を知った小坊主は、和尚さんにちょいと恥をかかせてこらしめる・・・というお話です。

「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」ということわざもありますが、「大人のごまかしや嘘、知ったかぶりは、子どもに伝わるし、大人の態度が子どもに影響する」という教訓も含まれています。

喜助師匠から「おうちで、お子さんと向き合って、いろいろな話をしていますか?」「子どもが聞きたい、知りたいと思うような話をしていますか?」と問われました。

くすっと笑え、へえーなるほど・・・と腑に落ちる。笑いの中に、日頃を振り返り、あらためて子どもとの向き合い方を見つめ直す事がたくさんちりばめられていた、有意義な研修会でした。