1学期終業式の日・・・下校前に大掃除が行われました。いつもより長い掃除時間なので、各学級では机や椅子を廊下に出し、普段なかなかできないところまでみんなで協力して一生懸命に掃除をしていました。
棚の隅や後ろ、机や椅子の脚の裏、窓の桟など・・・子どもたちは気がついたところを見つけては、進んできれいにしています。そのような中、6年生は、自分達の教室掃除が終わると、大変そうな低学年の教室を回って、「手伝うことはありませんか?」と、声をかけて動いていました。
玄関前、外の水道場では、いくつもの教室のゴミ箱を洗う6年生の姿がありました。尋ねると、「教室のゴミ箱を全部集めて、きれいに洗っているんです。」とのこと。
『良いと思うことは進んで』『考えて動く=考動』を、日頃から合い言葉に実践している6年生です。その6年生の姿を見て、5年生はもちろん、どの学年も「あのような6年生になりたい!」と憧れ、真似をしています。4月に進級してから3ヶ月あまり、例年より短かった64日間という1学期でしたが、掃除の様子を見ても、子どもたちの成長には目を見張るものがありました。
大掃除が終わり、一斉下校に並んだ際には、前に立った司会の6年生が突然、「みなさん後ろを向きましょう!」と声をかけました。それを聞いた全校児童は後ろを向き、続けて、「先生方、1学期間、ありがとうございました!」と声を出しました。すると、全員が一緒に、「ありがとうございました!」とお辞儀をしました。とっさのことでしたが、先生方は、「どういたしまして。」と返事を返しました。もちろん、互いに打ち合わせはありません。
また、もう一声・・・6年生が、「バスの運転手さん、毎日送り迎えをしてくださり、ありがとうございました。2学期もよろしくお願いします。」と、お礼のあいさつを入れました。すると、みんなで「ありがとうございました。」と続けました。臨機応変の対応に、来ていたスクールバスの運転手さんたちにも笑顔が広がりました。
最後に「Let's enjoy summer vacation ! see you on 2学期!」という6年生のかけ声に、「see you on 2学期!イエーイ!」と、みんなでさようならをしました。
なんと気持ちの良い、素晴らしい・・・1学期の締めくくりとなりました。